最新の住宅省エネ基準
平成27年には新たに【建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律】(建築物省エネ法)が公布され
それまでの省エネ法から建築物の新築に関する部分の措置が建築物省エネ法に移行されました。
技術基準については平成25年に改正された基準と同等であるものの、
これまで義務化の対象ではなかった個人の戸建て住宅にまで義務化に向けた法体系となったことが特色と言えます。
最新の省エネ基準のポイント
- 外皮平均熱環流率「UA値」による躯体断熱性の評価と冷房期の平均日射熱取得率の評価
- 一次エネルギー消費量による設備のエネルギー効率の評価
- 地域区分「1~8」への細分化による地域特性を活かした評価
これらの評価を住宅一棟、一棟に実施し、規定値を上回るように設計するためのものです。
誘導目標として外皮基準は平成25年基準と同等水準、一次エネルギー消費量基準は10%の削減としています。
地域区分は弊社の所在する大阪府であれば【6等級】に分類されその等級の基準値を満たすことになります。
外皮ってなに?
「外皮」字面のイメージとしては外側を構成する部分と連想できるかもしれません。
住宅で言う「外皮」とは、住宅の外周を成す部位 【外壁】【屋根】【窓】【基礎の一部】のことを指します。
「外皮」は風雨や暑さ寒さに直接面する部位であり、室内の環境を快適に保つために重要な部位となります。