新築住宅の省エネ基準適合を義務化が決定
今年(令和4年)6月13日の参議院本会議において「建築物省エネ法等改正案」が可決成立しました。
改正内容を簡潔にまとめると、「2025年4月1日より、住宅を含む全ての新築建築物に、省エネ基準の適合を義務付ける」となります。
これまではどうだったか?
政府の政策としては、戸建て住宅にも2020年4月からの【省エネ基準の適合義務化】を目指していましたが、2018年末に国土交通省はそれを断念。
床面積 300㎡未満の戸建て住宅には、【建築士から説明】が義務化されるにとどまっていました。
具体的にどうすればいいか?
2025年4月からは、床面積 300㎡未満の戸建て住宅であっても
- 断熱等性能等級 4 以上
- 一次エネルギー消費量等級 4 以上
を満たさなければならくなりました。
(補足)
「断熱等性能等級」とは、住宅の品質確保の促進等に関する法律によって定めれられています。
「一次エネルギー消費量等級」とは、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律によって定められています。
なお、断熱等性能等級 4 の基準の目安は、【外皮平均熱還流率(UA値)】によって表され
算出の公式 UA値=熱損失量(W/K)÷外皮面積(㎡)
によって求められます。
断熱等性能等級 4 は UA値が0.87以上である必要があります。
今後はさらにハードルは高く
今回改正された住宅の品質確保の促進等に関する法律では、これまで最高の水準であった【等級 4】よりも、さらに高い水準となる【等級 5】が設けられました。
これに同調し、住宅支援機構により省エネ性能の高い住宅向けの低金利の融資制度は、今年10月以降、断熱等性能等級 5の新築住宅に向けて、当初の10年間の金利をマイナス0.25%としました。(等級 4では制度が利用できなくなります。)
サテラホームの注文住宅パッケージは省エネ基準適合済み
弊社の注文住宅用のパッケージ 「省エネ住宅パッケージ Mirai」 及び 「自然素材住宅パッケージ feel」 はいずれも省エネ基準4に適合しています。